2度目のロックダウン、ドイツ最新情報

杉﨑達哉

日本の皆さまもご存知とは思いますが、ドイツは今月2日から再びロックダウンが始まりました。今回は現状についてお伝えしていきます。

3月のロックダウンではトイレットペーパーやパスタなどが買い占めにより一時的に店頭からなくなりましたが、今回はそういったことはありません。しかし居酒屋は閉まっており、飲食店もテイクアウトのみの営業が可能ということもあり休業しているお店が多く、商店街は寂しい感じです。また、映画館や博物館、遊園地などは休業してる状態です。

一方で前回と違う点は、学校や幼稚園は閉まっていないということです。しかし、7日にはコロナ新規患者が2万3000人を超えるなど連日1万人超えと高い数値を示しており、地域によっては学校を休校にするなど独自の措置を出しています。また私と私の家族も既に2度コロナテストを受ける(結果は陰性)など、このウイルスの存在が身近になっていると感じています。ドイツのコロナ検査についてはまた別の機会に書いて見ようと思っています。

サッカーに関しては前々回のブログで「今後のドイツサッカーについて」というテーマでコロナの影響でリーグが中断することになると書きましたが、予想通りの結果となりました。試合が出来なくなっただけでなく、アマチュアクラブ及び全育成年代カテゴリーの練習はなくなり、グラウンドも使えない状況です。この決定に関しては反対意見も多く聞こえてきます。閉ざされた空間に多くの人が集まる学校は問題ないのに、開かれたグラウンドで運動が出来ないというのはおかしいのではないのかというのが主な理由です。今月末にはその規制も解除される予定ですが、クリスマス休暇などを考えると、練習の再開はあれど今年に公式戦が行われることはかなり難しいと関係者は予想しています。

(グラウンド立ち入り禁止の看板)

(普段は賑わうグラウンドに人の姿はなし)

そのような現状なので選手はチームからもらった練習メニューを行ったり、ランニングアプリを使って監督に走行距離などを送るといった手段を使うクラブが多いです。またオンラインを駆使し定期的にチームミーティングやオンラインでのトレーニングもしています。

(トレーニングメニュー例)

ドイツのメルケル首相はクリスマスに家族みんなが揃って過ごすことが出来るように11月いっぱいのロックダウンを決断したと説明しています。12月から再びサッカーのある日常に戻るためにもまずは残りの約3週間は規則をしっかり守り生活していきたいです。

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